VapourSynthのr30と同時にポータブル版も公開されました。レジストリを汚したくない方、環境を持ち歩きたい方などにとっては朗報なのではないでしょうか
使い方は特に難しいというわけではないのですが、一応確認しておきます
必要なもの
- Python
- VapourSynth
- VapourSynth EditorやVapourSynth用プラグインなど
Python
r30では3.5.xを使います。embeddable zip fileをダウンロードします。64bitのVapourSynthを使う場合はx86_64のものを、32bitのVapourSynthを使う場合はx86を選択
VapourSynth
Portableとついているのをダウンロード。64bit or 32bitは当然Pythonと合わせます
ファイルの配置
Python embeddable zip fileを解凍してできたフォルダに、VapourSynthのPortable版を解凍してできたフォルダの中身をぶちこみます。vcruntime140.dllは上書きします。VapourSynth Editorを使う場合はそれもぶちこみます
画像にするとこうです。VapourSynthのプラグインはVapourSynthフォルダのPluginsフォルダに入れていきます
エンコード
基本的にはvspipeを使うのが推奨されているようですが、vsscript読み込みに対応しているものは上で説明したのと同じフォルダにバイナリをつっこめば直接vpyを読み込めます。たとえばQSVEncCなら
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QSVEncC.exe -i xxx.vpy -o xxx.264 |
これでエンコードすることも可能になります
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