AviSynthには、AviSynth2.5、AviSynth2.6、AviSynth64、AviSynth2.6MT、AviSynth+など色々なバージョン、派生品がありますが、当サイトではAviSynth+をおすすめしています。Windows10でも問題なく使えます
AviSynth+って何?
AviSynth2.6をベースに、64bit対応、スクリプト拡張、マルチスレッド対応(β)などをしたものです。特徴としては
- 32bit環境と64bit環境が共存できる
- 内蔵のフィルタで書き直されて高速化したものがある(主にIntelCPU向け)
- スクリプトが拡張され、if文やfor文が使える
- マルチスレッド対応(β)
- AviSynth+用に人気のあるプラグインが書き直されて高速化
こんなところでしょうか。他に比べて速い、という認識で良いと思います
AviSynth+のインストール
それではインストール手順を確認していきましょう
ダウンロード
公式サイトで安定版のr1576が入手できます
安定版のダウンロードは → こちら Installerをダウンロードしてください
安定版はマルチスレッドモードがありません。マルチスレッドモードのある開発版については別ページで解説します。開発版を入れる場合も、まず安定版をインストールしておく必要があるので、開発版を使いたい場合もまず安定版をインストールしてください
インストール
とりたてて難しいところはありません
32bitと64bit、両方インストールする場合も、ここで指定した1つのフォルダにインストールされます
64bitOSを使っている人はぜひ、x86(32bit)とx64の両方をインストールしましょう。スクリプトエディタが公式では32bit版しか公開されていないため、64bitのみインストールは推奨しません。32bit版しか手に入らないプラグインもありますし、64bitOSの方でも32bit版を抜く、ということはしない方が無難です
ヘルプ以下はお好みで。デフォルト設定で問題ないでしょう。プラグインのパスもここで変えられますが、当サイトではデフォルトパスでインストールしたものとして解説していきます
インストールを開始すると、必要なVisual C++ 2012 Redistributableなどがインストールされます
インストールした先はこのような構成になっています。32bit用と64bit用、AviSynth用、AviSynth+用の合計4つのプラグインフォルダがあります
本体のインストールはこれで終わりです
プラグインフォルダの使い分け
プラグインフォルダは
- pluginsフォルダ – 32bitプラグイン
- plugins+フォルダ – 32bit / AviSynth+専用プラグイン
- plugins64フォルダ – 64bitプラグイン
- plugins64+フォルダ – 64bit / AviSynth+専用プラグイン
このような使い分けを想定しているようです。32bitと64bitを間違えないようにすれば動くので、+、+なし、どちらにいれるべきかわからない場合は(多分)どちらにいれても良いような気がします。AviSynth+ではじめてAviSynthに触れる方は、+と+無しフォルダはあまり気にしなくてよいかもしれません
例えば、AviSynth2.5から+に移行する方は、2.5で使っていたプラグインを+なしのフォルダ、+導入してから新規にいれるプラグイン(+用や2.6用)を+のフォルダに入れるようにすれば、2.5に戻したくなった場合に簡単に戻せるでしょう
同じように、64bitのプラグインは、AviSynth64で使えたものはPlugins64フォルダに、AviSynth64用ではなく、AviSynth+の64bit用に公開されたものはPlugins64+フォルダに入れると管理が捗るかもしれません
+と+なしに同名のプラグインがあった場合、+の方を優先してロードする仕様…にするつもりだった?ようですが、実際はそのように動かないようなので、+にするにあたってプラグインを2.5用から更新する場合は、古い方はPluginsフォルダから外しておいた方が良さそうです
コメント
こんちにわ
こちらのブログを参考にavisynth+を導入したのですが、aviutlが開けなくなってしまいました。
正確にはaviutlを起動すると、すぐに応答なしになり何も操作できなくなります。
avisynth.dllを以前のavisynth2.5.8MTのものに戻すと問題なく開けるようになります。
aviutlはaviutl99hを使用しており、読み込みにはL-SMASHを使用していますが、aviutlを起動した段階で応答なしになるので、他に問題があると思っています。
avisynth+を使うのに必須のファイルなどが別にあるのでしょうか?
お手数ですがご回答いただけますと幸いです。
こんばんは。avsfilterをAviUtlに導入してらっしゃるのではないかと推測します。
もしAviUtl.exeと同じ場所にavsfilter.dllがあったら、一旦そのファイルをほかの場所に移動するなどして
AviUtl起動時に読み込まないようにしてから起動してみてください。
今試しにavsfilterを導入してみたら同じようにAviUtlが即応答なしになりました。
もしかしたらAviSynth+ではavsfilterが使えないのかもしれません。
QuintRokkさん
お忙しいのに試していただきありがとうございます。
はい。avsfilterを導入しており、aviutl.exeと同じパスにavsfilter.dllを配置しています。
本日帰ったら夜に早速試してみようと思います。
ありがとうございます。
QuintRokkさん
自宅に帰りavsfilter.dllを外したところ、aviutl単体で起動を確認できました。
avspmod経由でも起動できるのも確認できました。
ありがとうございます!
プラグイン周りがかなり変わっているようなので、いろいろ見直そうと思います。
解決したようで何よりです。
プラグインは+用に更新されたものが結構ありますので、見直しは大事だと思います。