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2020/9/6 DL先変更
AviSynthのインターレース解除(60i→30p/60p)でよく使われるプラグイン/ユーザー定義関数は
- Yadifmod2
- TDeint
- QTGMC
この3つだと思います。軽いYadifmod2、重いけれど品質がよいQTGMC、とうようにそれぞれ特徴があるので、何を求めるかで使い分けると良いでしょう。このページではYadifmod2の使い方を簡単に確認していきます
Yadifmod2
yadifとyadifmodの両方の機能を持っています。edeintパラメーターを指定しないとyadif、指定するとyadifmodとして動作します。なので、yadifmod2があればyadif、yadifmodを導入する必要はありません
導入
yadifmod2.dllをAviSynthのplugins+フォルダに、x64フォルダの中にあるyadifmod2.dllはplugins64+にそれぞれ入れてください
基本的な使い方
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AssumeTFF() Yadifmod2( mode=0, order=-1, field=-1 ) |
YadifでTFFソースのものを60iから30pに変換
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AssumeTFF() Yadifmod2( mode=1, order=-1, field=-1 ) |
YadifでTFFソースのものを60iから60pに変換
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AssumeTFF() Yadifmod2( mode=0, order=-1, field=-1, edeint=nnedi3(field=-1) ) |
Yadifmod+nnedi3でTFFソースのものを60iから30pに変換
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AssumeTFF() Yadifmod2( mode=1, order=-1, field=-1, edeint=nnedi3(field=-2) ) |
Yadifmod+nnedi3でTFFソースのものを60iから60pに変換
オプション
mode (int / default:0 [0-3])
0、1は空間的なチェック?を行う。2、3は行わない。微妙に映像に違いが出る
0、2は60iから30pにする。1、3は60iから60pにする
order (int / default:-1 [-1,0,1])
フィールドの順序の設定。TFFなら1、BFFなら0。-1でAviSynthに設定されている通りにする。例えば、AssumeTFF()の後なら1と同じ動作、AssumeBFF()の後なら0と同じ動作をするようになる
field (int / default:-1 [-1,0,1])
保持するフィールドの指定。modeで1か3を選んだ場合はこのパラメータに意味はなくなる。1でトップフィールド保持、0でボトムフィールド保持、-1でorderの値と同じにする
edeint (clip / default:none)
空間予測を取る…らしいが何が言いたいのかニワカな私にはわかりません。簡単に言うと、設定すると微妙に映像が変化します
指定がない場合はYadifと同様に生成される。指定する場合はnnedi3かeedi3を適応したクリップを指定するのが一般的なようです
edeintに指定するクリップは同じ高さ、幅、色空間でなければなりません。また、mode=0、2の場合はフレームレートが倍になっていないといけません。上記の例を参考に指定してください
他のプラグインの入手先
nnedi3やeedi3を使うパターンの紹介もしたので、これらの入手先ものせておきます
nnedi3
こちら で入手できるものを使うと良いでしょう。解凍すると最適なCPU、OS別に分かれています。W7は7(Vista?)以降、XPとついてるものはXP向けです。AVX2となっているものはAVX2に対応しているCPU向け(Haswell以降のCPU)、AVX512となっているものはAVX512に対応しているCPU向け(Skylake-XeonE5↑?)、SSE4.2となっているものはCore2以降向け…だと思います
x64フォルダの中のものはplugins64+フォルダに、x86フォルダの中のものはplugins+フォルダに入れてください
eedi3
こちら で入手できるものを使うと良いでしょう。x64フォルダの中のものはplugins64+フォルダに、x86フォルダの中のものはplugins+フォルダに入れてください
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