CentOS7でRTL8812AUのUSB子機を使って5GHzのAPを立てる

Linux素人でとーっても苦労したのでメモを残しておきます。使った子機はPLANEXのGW-900Dです。

 

CentOS8は別のページで
CentOS8でRTL8812AUのUSB子機を使って802.11acのAPをたてる

 

 

CentOS7ではドライバをインストールしてもWiFiではなく、なぜかEthernetと認識されて使えない不具合?があるので普通にビルドしてインストールしても使えません。

enp0s20u8はGW-900Dなのですが、Ethernetになっています。この現象が起きるのはCentOSだけのようで、他のLinuxでは起きないようです。

 

下準備:カーネルのアップデート

結論から言うと、カーネルをアップデートをしないとWiFi機器として認識してくれません。3.10~ではEthernetとして認識します。

まずはカーネルのバージョンを確認します。3系だったらまずアップデートしましょう。

 

参考サイト:HACKER’S HIGH – 【初心者向け】カーネルアップデートの方法【CentOS7】

上のサイトを参考にアップデートしてください。今回は長期安定版のインストールをします。

 

最新版カーネル(長期安定版)のインストール

最新安定板のmlではない方。

最新版カーネルの関連パッケージのインストール

こちらもmlではなくlt。kernel-lt-develも入れます。

インストールが終了し、最新版カーネルで再起動したらドライバの作業に入ります。

 

ドライバのインストール

RTL8812AUのドライバはいろんな方が保守をしていてたくさんありますが、今回は

GitHub - aircrack-ng/rtl8812au: RTL8812AU/21AU and RTL8814AU driver with monitor mode and frame injection
RTL8812AU/21AU and RTL8814AU driver with monitor mode and frame injection - aircrack-ng/rtl8812au

こちらのドライバを使うことにしました。ドライバによってはインストールできてもAPモードが使えないなんてこともあります。

makeでこける場合はGCCのバージョンを変えてみてください。7.2.0で成功しました。

ようやくwifi機器と認識されるようになりました。

 

hostapdの設定

5GHzでAPを立てたいと思います。acでも立てられるようですが、速度が出せなかったので今回はaで。hostapdの導入の方法は省略します。

 

まずは仕様を確認します。

Band 1(2.4GHz)とBand 2(5GHz)の仕様が確認できます。

5GHzの方は

こんな感じでずらーっとでてきます。今回特に大事なのは最初のCapabilities:の部分です。hostapd.confのht_capabで使えるものがわかります。

 

こんな感じで設定しました。

 

これで150Mbpsの5GHzのAPが立てられました。

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