昨日、サウンドハウスさんから980円のUSB接続のHDMIキャプチャー「CHD201」が発売されました。あまりに安いのでついうっかりポチってしまったら翌日届いたので早速軽く試してみました
長さは大体一般的なUSBメモリと同じくらい、横幅は一回り、厚さは二回りアップといったところです
公式の仕様
サウンドハウスさんの販売ページを確認してみましょう
980円(税抜)のHDMIキャプチャーカード登場!スティックタイプでケーブルレスのコンパクトな筐体で持ち運びも可能。USBバスパワーのため、別途電源を用意する必要はありません。■USB2.0接続
■スティックタイプ
■入力解像度:4K60Hz
■入力映像フォーマット:8/10/12bit 深度
■出力解像度:1080P
■出力映像フォーマット:YUV420,JPEG
■音声フォーマット:リニアPCM(モノラル音声)
■外形寸法:66mm x 28mm x 13mm・USBカメラとして認識するため、OBS等の一般的な配信ソフトや、ZOOM、Microsoft Teams、Skype、Google Hangouts等で利用可能です。
入力は60Hzまでできると明記されているのに、出力については未記載なこと、音声フォーマットがまさかのモノラル音声なことがまず気になりました。確認していきます
モノラルなこと、ZOOM / Teams / Skype などを挙げていることから、ビデオカメラやデジカメと接続して高画質なWebカメラとして使うのを想定しているように見えます
見ての通りパススルー機能はありません
今回私の方ではSwitchと接続してOBSで確認してみることにしました。4K60Hzの入力確認が本当にできるか気になる方もいるかもしれませんが、環境がありません…
OBSでの使い方
ドライバはインストール不要でWebカメラとして認識してくれるので、接続してOBSを起動するだけです。お手軽ですね。バスパワーで動作してくれるので、外部電源も不要です
ソースから映像キャプチャデバイスを追加します
USB Videoが今回の「CHD201」です
解像度/FPSは、規定値は 1080p / 30fps のようです。1080p / 60fps で出力することは残念ながらできないようです。機器の電源が入ってないとなぜかカラーバーが出ます
ただ、720p であれば 60fps で出力することができます
「映像を構成」を選択すると、少し画質を調節できます
キャプチャの画質もなかなか。動きが激しいシーンでも特に大きな破綻は見られず
音声は本当に1chでしか録音できません
肝心?のキャプチャによる遅延は大体 200~250ms(12~15fps) 程度と感じました。値段が値段なので2秒くらい遅れて、ビデオ通話用に見えてビデオ通話では使い物にならないってオチになるかと思ってたのですが、かなり優秀だと思います
キャプチャ中CPUの負荷はほとんどなかったので、ハードウェアエンコードだと思うのですが…
感想
表に出てない仕様としては、出力は 1080p/30p or 720p/60p が上限、遅延は小さめ、といったところでしょうか。
欲を言えば 1080p/60p 出力とステレオ入力に対応してれば、と言いたくなりますが、980円にしては十分すぎる性能でしょう
想定されている?ビデオカメラ等を高画質Webカメラ代わりにする、という用途は満たしてくれるんじゃないでしょうか
ゲームのキャプチャを想定した場合は、小さめとはいえやはり遅延が気になるところでしょう。HDMI分配器をすでに持っている方であれば安価な選択肢としてアリかもしれません。音声がモノクロなことについては妥協するか、別に音声を録音して遅延に合うよう調節して対応するか、でしょうか
値段を考えたら、仕様と用途が合えばかなりのハイコスパな製品になるでしょう。ドライバ、外部電源不要でお手軽なのも好印象
私はちょうど、「ビデオカメラで撮影してYoutube Liveしたいんだけど、お安くやる方法ある?」と相談を受けていたタイミングだったので、これを渡そうと思います
4Kの入力やHDCPの確認等が今後できたら追記するかもしれません
コメント
4Kの入力やHDCPの確認、出来ましたか?
こんばんは。
すみません、すでに人に渡してしまっていて確認できていません。
HDCPの方は検索してみるとHDCPなものでもキャプチャできてしまうようです。